季刊誌『kotoba』と週刊誌『アサヒ芸能』

季刊誌『kotoba』2018年夏号 特集「日記を読む、日記を書く。」と週刊誌『アサヒ芸能』6.14特大号 「家ゴミ→お宝化」の2誌に手帳類プロジェクトを取り上げていただきました。

前者は多様性を考える言論誌、後者は老舗のゴシップ誌です。身も蓋もなく言えば前者は高尚で意識が高いし、後者はゲスい。ほぼ同じタイミングで両紙が出たことは手帳類プロジェクトとして価値のあることだと思っています。幅広くアプローチできていることを示す証拠だからです。

『kotoba』はこれまでの取材よりも深くじっくり聞いていただき、読み応えのある記事になっています。収集家へのインタビュー記事以外も多面的な特集で「手帳類図書室に行ってみたけど一体何だったのか」「もう少し深く考えてみたい」といった方にすごくいいと思います。手帳類プロジェクト全体を語る上でも今後の基準となりそうです。

一方『アサヒ芸能』のほうはプロフェッショナルな三文記事といった仕上がり。取材自体は真摯にしていただきました。少し見せていただいたゴシップ記者の取材手帳はほしかったですが、譲っていただけず残念でした。

余談ですが、ともに出版社の方から雑誌が送られてきました。取材を受けるともれなくいただけるものなのですね。そしてアサヒ芸能を見た妻に「エロ本」と言われてしまいました。それもまたプロジェクトを語る上で良い歴史になったと思っています。