手帳類図書室とは

参宮橋Picaresque(ピカレスク)にある「手帳類図書室」では、人が記した手帳や日記やネタ帳など、あらゆる「手帳類」を収集する志良堂正史のコレクションを読むことができます。ギャラリーの一画で、誰にも見せるつもりじゃなかった手帳類を、1時間1000円からご覧いただけます。手帳類の筆致や筆跡、手触り、音、においなどを、あなたの五感で解釈してみてください。

ご入場にあたって

手帳類図書室は、内設しているピカレスクギャラリーによる新型コロナウィルス感染症対策と同一のご協力をお客様へお願いしております。
ご協力いただけないお客様へは、ピカレスクギャラリースタッフの判断によりご入場をお断りさせていただく可能性もございますこと、予めご了承ください。

ピカレスクギャラリーが実施している新型コロナウィルス感染症対策の詳細は下記リンク先の記事よりご確認いただけます。

ピカレスクにおける感染症対策の取り組みについて

ご利用方法

  1. ピカレスク内のカウンターでご利用を受け付けています。
  2. 受け付けを済ませ、支払いを終えたら、奥の席にご案内します。
  3. 目録がありますので、読みたい手帳類を選んでください。読みたい手帳類が決まったら、呼び鈴でスタッフを呼んでください。
  4. 選んだものを席にお持ちしますので、手帳類をお楽しみください。
  5. ご利用終了の時間に、スタッフがお声がけしに行きます。
  6. 延長をご希望の方は、席でお手続きください。

手帳類について

手帳をはじめ、日記やメモ帳やネタ帳など、さまざまな種類の手で書かれた冊子を指します。プライベートな状態で書かれた、誰かに見せるつもりではなかったはずのものが、時間を経て書き手から離れていき、プライベートな制限が取り払われ、「手帳類」になるのです。

手帳類は、アーティストや作家に作ることができません。手帳類は、読んでもらうために書かれたものではなく、かつて行われた日常的実践の痕跡でしかありません。だから、過去に誰かのプライバシーだったものを覗き見るという不思議な倒錯のなかで、読み手が主体となって見出されるものだと言えるでしょう。

手帳類収集家プロフィール

志良堂正史しらどうまさふみ

1980年生まれ。発見的収集家。北海道でサラブレッドの調教に従事したのち、ゲーム会社にてプログラマのとして経験を積む。その後フリーになり『シルアードクエスト』などの個人制作ゲームを発表。現在は個人事業主。手帳類の収集は2014年より開始し、現在は1200冊以上を所蔵。その一部を手帳類図書室にて常設展示している。