7月は、手帳類プロジェクトに関連するイベントが3つ開催されます。
日本手帖の会のイベント(錦糸町)でのトーク、阿佐ヶ谷での手帳読み解きイベント、そして京都での「日記を書くこと、公開すること/隠すこと」トークイベントです。
それぞれ内容も会場も違いますが、いずれも「手帳類を読むこと」「私的な記録をどう受け取るか」を考える機会になりそうです。
ご都合の合う方は、ぜひご参加ください。
目次
1.手帳夏祭り2026 手帳トーク「手帳類ニュース10」

7月12日(日)の午前は日本手帖の会のおりひかさんとのトークイベントです。
今回は「手帳類ニュース10」と題して、2025年に刊行した書籍『他人の手帳は「密」の味』の出版前後、そして出版後に起きた出来事を、ニュースのような形で振り返ります。
書籍を読んでくださった方にとっては、「本の続き」のような時間になるかもしれません。まだ読んでいない方にも、手帳類プロジェクトがどのような活動をしてきたのか、そして今どんなことを考えているのかを知っていただける内容になると思います。
本の刊行は、手帳類プロジェクトにとって大きな節目でした。一方で、本を出しただけで次の展開が自然と生まれるほど甘くもありませんでした。今回のトークでは、これまでの出来事を振り返りながら、これからの手帳類プロジェクトをどう広げていけるのかも考えてみたいと思っています。
会場の皆さんにも問いかけたり、アイデアを聞いたりできる時間にできればうれしいです!
イベントページ:
https://tsj.connpass.com/event/384814/
2.阿佐ヶ谷イベント「ファッションデザイナー×手帳類収集家」トーク

同じ7月12日(日)には、「1つだけ美術館」の吉岡りつこさんによるイベントにも参加します。
こちらは、ファッションデザイナー吉原潤さんの手帳を、来場者の皆さんと一緒に読んで味わうイベントです。
吉原さんは、江戸時代から続く伝統織物「保多織(ぼたおり)」を、オリジナルデザインの洋服に仕立てている方です。2025年10月には、パリで開催された国際ファッションショー「Global Fashion Collective Paris」にデザイナーとして参加されています。
今回扱うのは、そのパリでのコレクション時に起こった出来事や奮闘がメモされた手帳です。
僕(収集家)は、当日までその手帳を事前に見ない予定です。そのため、会場で吉原さんのお話を聞きながら、同時に手帳も読み解いていく、かなりライブ感のあるイベントになると思います。
人を知りながら、その人の記録も読む。
手帳類図書室で行っている「読む」体験とはまた少し違う、実験的な時間になりそうです。
予定されているプログラムは、双方の自己紹介を軽くしたのち、吉原さんの手帳の読み込み、質疑応答・お話会などです。
会場は東京・阿佐ヶ谷、参加費は1,000円、定員は15名です。
参加希望の方は、メールまたはDMでの予約がおすすめです。
3.京都イベント「日記を書くこと、公開すること/隠すこと」

7月の3つ目のイベントは、京都で開催されるトークイベントです。
共同書庫連続企画「日常から考える」の一企画として、「日記を書くこと、公開すること/隠すこと」というテーマで開催されます。ゲストは、いぬのせなか座の山本浩貴さんと、手帳類収集家(志良堂)です。
近年、日記を書くことや、日記を公開することへの関心が高まっています。noteやZINE、文学フリマなどを通して、個人的な記録が多くの人に読まれる場面も増えています。
一方で、手帳類プロジェクトが扱ってきたのは、基本的には「誰にも見せない前提」で書かれた記録です。
公開される日記と、隠されていた記録。
自分のために書くことと、誰かに読まれること。
そのあいだに何があるのかを考えるイベントになりそうです。
山本さんは、いぬのせなか座の活動をはじめ、デザイン・実作・批評・編集と幅広く活動されているかた。そんな山本さんを相手に、志良堂(収集家)は、2000冊以上の手帳類を収集してきた立場から、誰にも見せない前提で書かれた記録についてお話しする予定です。
会場参加に加えて、オンライン配信・アーカイブも用意されています。京都近辺の方はもちろん、遠方の方にも参加しやすいイベントです。
余談ですが、僕はもともと、個人制作やインディーのチーム制作という観点から、いぬのせなか座の活動に強く惹かれていました。理論もあり、デザインもあり、詩学もあり、レイアウトもある。僕の好きな要素が詰まっていて、どうやったら僕も似たような活動ができるんだろうと注目してきました。僕自身も、何か持ち帰ろうと楽しみにしています。
日時:2026年7月18日(土)14:00〜17:30
場所:共同書庫(JR二条駅・円町駅から徒歩10分ほど)
参加費:現地参加 1,500円/オンライン配信・アーカイブ 1,000円
イベントページ:
https://note.com/hirobiro_note/n/n05dcbef2647c
おわりに
7月の3つのイベントは、それぞれかなり性格が違います。
手帳類プロジェクトのこれまでを振り返るイベント。
実際の手帳をその場で読み解くイベント。
日記や私的な記録の公開/非公開について考えるイベント。
どれも、手帳類プロジェクトの今後を考えるうえで大切な機会になりそうです。
気になるイベントがありましたら、ぜひご参加ください。
